離婚調停の継続相談を受けた事例
■依頼者の状況
依頼者 女性 50代 会社員
相手方 夫 50代 会社員
子ども なし
状 況 別居中
■ご相談の経緯
今回ご紹介するケースは、奥様の側からご依頼を受けたケースです。
ご結婚されて約15年になるご夫婦で、お子様はいらっしゃいません。
ご主人の浮気が原因で、奥様が家を出て別居中の状態にありました。
浮気をした側のご主人に弁護士がつき、離婚調停を申し立てられました。
奥様は、離婚調停の進め方を相談するために事務所を訪れました。
■当事務所の活動
当初奥様は、弁護士に依頼せず、ひとまず自分で離婚調停を進めたいと考えていました。
そのため、当事務所は奥様が自分で調停を進めるうえでのアドバイスを行いました。
奥様は何度も当事務所を訪れ、継続的に相談を受けました。
しかし、離婚調停を進める中で奥様が精神的に辛くなってしまい、弁護士に依頼したいと考えるようになっていきました。
当事務所の弁護士が奥様の代理人となり、途中から家庭裁判所での離婚調停に対応し、同席いたしました。
家庭裁判所に提出する書面を作成し、慰謝料の支払いを求めました。
■結果
最終的に、ご夫婦のお互いが譲歩する形で調停離婚が成立しました。
慰謝料についても取り決めをしました。
奥様にとって、満足のいく内容となりました。
■ポイント
今回のケースに関連して、ポイントをいくつか解説します。
◇弁護士を依頼せずに離婚調停を進める場合
離婚調停はあくまでも話し合いですので、弁護士に依頼せずに進めることも可能です。
しかしその場合でも、定期的に弁護士に調停の進め方などを相談した方が良いでしょう。
今回のケースのように、自分一人で薦めるのが辛くなってしまった場合に途中から弁護士に依頼する、ということもできます。
ただし、調停の途中からの依頼ですと、関わり方が中途半端になってしまう恐れもあるので注意が必要です。