40代男性の離婚相談
当事務所には離婚相談が多く寄せられています。
その中で40代の男性からのご相談も少なくありません。
ここでは40代の男性からよくあるご相談について紹介したいと思います。
1.浮気・不倫のケース
40代の男性からご相談のあるケースとして、まず多いのが浮気の問題です。
ご主人の側が他の女性と交際をしていて、離婚を考えているという相談が一定数あります。
そのような場合に、奥様と離婚をして交際相手の女性と結婚したいという内容です。
道徳的、倫理的に問題があることはありますが、そのような相談についても弁護士は法的な面から依頼者にアドバイスを行います。
離婚に関してですが、基本的に浮気を行っている場合には有責配偶者という扱いになります。一般的に、有責期配偶者からの離婚請求は認められないというのが判例ですが、多少の例外も認められています。
しかし、長期間の別居などが要件となり、基本的に満たしていないケースが多いのではないかと思われます。
また、夫婦の間にお子様がいる場合には、特に40代の男性の場合にはお子様の年齢が小さいことがほとんどであると思われますので、裁判になった場合に離婚請求が通る見込みは少ないかもしれません。
それでもなお、交際相手と一緒になるために離婚をしたいという場合には、奥様に離婚に応じてもらえるように協議を重ねることになります。
多くの場合、金銭的な申し出をすることが考えられますが、そもそも婚姻中に他の女性と交際をして妻と離婚をするという話ですので、金銭的な面も含め、話し合いは相当難航するのが通常です。
なお、以上は男性が浮気をしているケースですが、もちろん妻の側が不貞行為を行っている場合もあります。
法律関係としては男女によって区別はありませんので、奥様の側が他に男性と交際をしている場合も基本的に同じようになります。
ただし、奥様の側が他の男性と交際しているケースでは、実感としては、金銭の話でどうにか折り合いをつけてという解決では進まないことも多い印象です。
2.妻が家事をしないというご相談
浮気はしていないけれども、離婚したいというご相談ももちろんあります。
40代の男性からのご相談で多いのは家庭の問題で、妻がまったく家事をしてくれないので離婚を考えているという場合があります。
小さな家事についての不満というわけではなく、奥様が全く家事をせず夫が仕事をしながら掃除や洗濯、育児などもやっているという相談も案外よく聞かれます。
そして、奥様との離婚を考えて当事務所にお越しになる方がいらっしゃいます。
この場合には、そもそも離婚事由として認められるかという点や、お子様について親権、養育費の問題、あるいは住宅ローンについて財産分与の問題など様々な点が問題になります。
各夫婦に応じてケースバイケースになってしまいますので、離婚を検討されている場合には、離婚にまつわるそれぞれの問題について、よくご検討して話し合いを進められるのが良いと思われます。
3.その他のご相談
上記は比較的多い相談内容ですが、離婚に関する相談は様々で、妻から離婚を切り出されたという場合や、純粋に性格が合わないというご相談もあります。
その場合、話し合いで離婚が進められるのか、あるいは調停も必要なのかなど、様々な場合があります。
当事務所は、離婚問題を数多く取り扱っていますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。