依頼事務所に不安を持っていた方
相談内容 慰謝料請求
相談者 女性 30代 パート従業員
相手方 女性 30代
今回ご紹介するケースは、依頼事務所を迷っていて、当事務所にお越しになった方の事例です。この方は岐阜在住でしたが、最初はインターネットで探した東京の法律事務所への依頼を考えていました。
相談者はご主人が浮気をしていることを知り、浮気相手である女性に対して慰謝料請求をすることを考えました。
奥様は直接浮気相手の女性と話すことに抵抗がありましたので、当初から慰謝料の請求を弁護士に依頼することを考えていました。
弁護士に相談することが初めてでしたので、まずインターネットで検索して、依頼できる法律事務所を探すことにしたところ、最初に目に付いたのが東京にある法律事務所でした。
そこでまず東京の法律事務所に慰謝料の請求を依頼することを考え、ひとまず電話をかけてみました。
ところが、電話をした後で、自分が岐阜に住んでいて遠方の東京の事務所に依頼していいのかということや、電話の相手が弁護士ではなくて事務職員であったのにそのまま電話で依頼できるということなどから、次第に不安を感じるようになりました。
そこで、東京の事務所に相談をするのはやめて、自宅の近くにあった当事務所にご相談にお越しになりました。
東京の法律事務所には問合せをされただけで、具体的な法律相談や依頼はされておらず、そのまま当事務所がご相談を受けることとなりました。
相談の結果、慰謝料の請求について依頼をお受けして、奥様の代理人として相手方女性に対して慰謝料の請求を行いました。最終的に女性との間で金銭を支払う旨の和解が成立し、解決することができました。
この件で特に注意していただきたいのは、依頼する事務所に迷われた場合の考え方です。
配偶者の不貞による慰謝料請求の場合、事務所によってさほど得意不得意はありません。
また、弁護士に支払う料金にも差が少ないのではないかと思われます。
このため、慰謝料の請求を弁護士に依頼する場合には、事務所の雰囲気であったり弁護士との相性などによって、依頼する事務所を決められるのが良いでしょう。
一点注意が必要なことは、依頼される場合には直接弁護士と面会して相談できる事務所であることが重要であるということです。
通常の事務所では一度事務所に足を運んで、弁護士に対して困っている点を直接相談することになります。
法律事務所の中には、ごくまれに電話だけで依頼が出来たり、弁護士ではない事務職員と話すだけで依頼が進んでしまう事務所もあるようですが、その場合には実は重要であることが抜けていたり意思の確認が不十分であることなどで、後々トラブルになることが少なくありません。
このため、自分の抱える問題を法律事務所に依頼する場合には、基本的に自分が相談しやすいアクセスの良いところに所在する事務所にご相談されるのが良いでしょう。
今回のケースの場合、ご相談者は岐阜在住の方でしたので、岐阜や名古屋の法律事務所にご相談されるのが良く、よほどのことがない限り東京の事務所にご相談されるというのは良い選択ではなかったと言えます。
このように依頼事務所について迷った場合には、上記の点に気を付けて選択することが良いでしょう。
武田法律事務所は、個人の方の離婚問題・男女問題を数多く手掛けております。法律事務所が初めてという方、相談だけしてみたいという方も数多くお越しになります。
問題に直面していてどうして良いか分からない、心配であるという方も、それぞれの方の事情に応じて親身にご相談に応じさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。