【子供あり】女性の離婚準備-リストと大切なこと

【子供がいる場合】
・離婚準備リスト
・女性の離婚準備で大切なこと

子供がいる女性の場合、離婚で準備することが沢山あり大変です。
少しでも楽になるようにリストを作りました。

お子様がいて離婚準備をしている女性の方は参考にしてください。

執筆者

参考にしてください
2011年弁護士登録・岐阜県弁護士会所属
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目次

【子供あり】離婚準備リスト

リストは次の通りです。
(状況によって必要がないものもありますので、取捨選択してください。)

離婚届の前までにやること

  • 配偶者に離婚を切り出すタイミングを考える
  • 配偶者が離婚に応じるか確認
  • 離婚協議前に別居が必要か検討する
  • 実家に相談するタイミングを考える
  • 親権を決める
  • 養育費の金額を決める
  • 面会交流の方法を話し合う
  • 財産分与を決める
  • 慰謝料を決める
  • 年金分割が必要か確認する
  • 仕事・住まいの将来設計をしておく
  • 公的な援助・支援を受けられないか自治体に確認する
  • 子供の保育園・学校の段取りをする
  • 離婚協議書を作成する(場合により公正証書で)
  • 離婚届を提出する

下記のページでは重要な点のみ解説しています。

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離婚後にやること

  • 住民票の異動と世帯主変更
  • 健康保険の変更
  • 年金の変更手続き
  • 職場・銀行・免許証など氏名変更手続き(別にリストアップしておくとよいです)
  • 子供の姓・戸籍を変更する
  • 子供の転園や転校の手続き
  • 児童手当の変更手続き
  • 児童扶養手当の手続き

女性の離婚準備で大切なこと

ここからは、女性の離婚準備で大切なことについて解説します。

子供がいる女性の場合、離婚準備で次の2つが大切です。

・安定収入
または
・実家の援助

安定収入

安定収入というのは、主に仕事の給料です。

たとえば、会社員として働いている場合、看護師、美容師など資格がある場合など。
ただし、給料が多いことは重要ではないです。
給料は少なくても月々安定した収入があることで、離婚の手続きがスムーズに進みやすいです。

婚姻中に夫の収入に依存している度合いが大きいと、離婚で大きく家計の状況が変わってしまいます。

自分一人では何とかやれるかもしれませんが、子供がいる場合、影響はとても大きくなります。

収入が少なくても、ある程度安定した収入があれば、子供を連れて離婚をすることについて計画が立てやすいです。

実家からの援助

現在働いていなかったとしても、実家の援助が期待できる場合があります。

たとえば、一時実家に戻ってきても良いと言われているケースなど。

このような場合は、子供がいたとしてもお金や住まいの心配が少なくなります。
また、親のサポートを受けながら離婚を進めていけますので、精神的にかなり楽になります。

養育費や婚姻費用に頼りすぎると辛いです

安定収入や実家からの援助があったとしても、養育費や婚姻費用はきちんと決めることが大切です。

養育費や婚姻費用について

簡単に説明すると次の通りです。
・養育費:離婚後のお金
・婚姻費用:離婚前の生活費

どちらも夫婦の収入を目安に金額が決まります。
子供の生活のためにも、これらについてきちんと話し合いをしておきます。

養育費や婚姻費用に頼りすぎると辛いです

受け取る側からすれば、裁判所が定めている養育費や婚姻費用の金額は少ないと感じます。

ですが、自分に月々安定した収入がある場合や実家の援助を受けている場合に、それに加えて養育費・婚姻費用を受け取る状況ですと、精神的にずっと楽になります。

時々、養育費・婚姻費用で1000円単位で争いになり泥沼となっているケースがあります。
養育費に生活の大部分を頼り切っており、お金や時間、精神面で余裕がない場合も少なくありません。

家はどうするかということ

子供がいる場合に、家をどうするかということもとても大きな問題です。

離婚準備においては、優先して考える必要があります。
学区などにも影響しますので、お子様の年齢を考慮して離婚の時期をずらすこともよくあります。


持ち家であるか、賃貸であるかということによっても変わります。
上で触れた、実家に戻ることが可能かということも影響します。

できるだけ、子供に悪影響がない方法で準備を進めていくことが大切です。

収入は親権にはあまり関係がないです

離婚準備で次の2点が大切と書きました。
・安定収入
・実家の援助

では、親権に影響はあるのでしょうか?

「なくはないが、あまり影響がない」
というのが結論です。

安定した収入や実家の援助があった方が、ないよりは良いです。
ただし、それだけで子供の福祉や幸せが変わる訳ではないです。

それよりも主たる監護者として、どれだけお子様に関わってきたかという実績の方がよほど親権にとって意味があります。

まとめ

子供がいる場合の離婚準備はやらなければいけないことが多いので、リストにしました。

また、子供がいる場合、安定収入や実家の援助が大切です。
必ずしもこれだけが全てではありません。
ただし、どちらかがあると、ぐっと離婚の準備が楽になります。

参考にしてください。

執筆者情報

「ある日突然、法律のトラブルに直面した方の手助けをしたい。」 当事務所ではそのような理念の下で弁護士業務を行っています。 事務所には、弁護士に相談するのが初めてという方が多く来られます。 そのような方々に、法律上できるだけのサポートをさせていただきます。 弁護士として13年目になりますが、その間、離婚問題・男女問題について 数多くの事件を取り扱ってきました。 悩みを一人で抱え込まずに、お気軽に御相談ください。|弁護士紹介はこちら

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