女性の離婚準備-とにかく色々な窓口に相談することが大切です

女性の相談者

「離婚を考えています。女性の場合で、準備しておいた方が良いことを教えて下さい。」

このようなご質問がありましたので、解説します。

本記事を執筆したのは、岐阜市の弁護士です。離婚事件を多く取り扱っています。離婚準備中の女性からの相談を受けていて大切だと感じたことをまとめました。

離婚を準備している女性が一番にやっておくべきことは
・色々な窓口で相談すること
とにかくこれが大切です。

では、具体的に見ていきましょう。

執筆者

参考にしてください
2011年弁護士登録・岐阜県弁護士会所属
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目次

女性は離婚で準備することが沢山あることについて

女性の場合、離婚で準備することが沢山あります。

たとえば、
・児童手当や児童扶養手当(シングル手当)
・仕事について
・年金分割
・法律的な離婚条件(財産分与、養育費、慰謝料、親権、面会交流など)
・離婚の進め方
・離婚協議書について
・DVの場合の対応

この他にもケースによって様々です。

色々な窓口で相談することが大切です

上記の問題について、困った場合はそれぞれ専門の窓口に相談をするのが大切です。

DVについては警察や女性相談センター。
児童扶養手当のことは市役所、年金分割のことは年金事務所といった具合です。

弁護士に児童福祉手当のことを聞いても、よく分からなかったりします。
それぞれ専門の窓口に相談することが一番です。

法律相談を受けていて感じるのは、女性の場合は離婚で準備することが沢山あるので、それぞれの問題に応じた窓口に相談しながら進めていくのが特に重要だということです。

弁護士が得意な相談

弁護士は法律的な離婚条件や離婚の進め方についての相談が得意です。
また、弁護士は-特に事件を依頼した場合が顕著ですが-依頼者のことを最も優先して考えます。

この点で他の窓口と性質が違います。

弁護士への相談も複数が良いこと

弁護士への相談についても、できれば複数の意見を聞いたほうが良いです。

その理由は
・複数の意見を聞くことで自分の状況が分かる
・相性の良い弁護士を見つけられる
ただし
・注意点(セカンドオピニオンを嫌う弁護士も多いことなど)

複数の意見を聞くことで自分の状況が分かる

法律相談の場合、回答内容は弁護士によってあまり変わりません。
法律や実務的な運用は決まっているからです。

説明の仕方や話し方によって若干ニュアンスが変わるかもしれませんが、大筋のところは同じような内容になると思います。
複数の弁護士から話を聞くことで、自分の置かれた客観的な状況を確認できます。

相性の良い弁護士を見つけられる

複数の弁護士に相談をしておくことで、自分と相性の良い弁護士を見つけられます。

弁護士によって性格や人柄、事件の進め方は様々です。
自分と相性の良い弁護士を見つけて、相談や事件を依頼できると良いです。

注意点(セカンドオピニオンを嫌う弁護士も多いことなど)

上に記載したように、複数の弁護士に相談した場合でも、回答やアドバイスはあまり変わりません。
なので、結果だけ見ると無駄なところも多いです。

また、弁護士によっては、セカンドオピニオンのように複数の弁護士に相談することを嫌う方もいます。そのことには注意が必要です。
ただ、複数の弁護士に相談している場合でも、隠さずに、「他の先生にも相談をしている」と伝えた方が良いです。その方が適切なアドバイスを受けることができます。

弁護士に相談できる窓口

弁護士に相談できる窓口としては、たとえば次のようなところがあります。
ホームページなどから確認してみると良いでしょう。
無料のところと有料のところがあります。

-市役所、区役所などの市町村役場
-都道府県の弁護士会
-女性相談センター
-個々の弁護士事務所

まとめ

以上、女性の離婚準備で大切だと感じることを書いてみました。

とにかく色々な窓口に相談することが大切です。
弁護士への相談もできれば複数の方が良いかもしれませんね。

参考にしてください。

執筆者情報

「ある日突然、法律のトラブルに直面した方の手助けをしたい。」 当事務所ではそのような理念の下で弁護士業務を行っています。 事務所には、弁護士に相談するのが初めてという方が多く来られます。 そのような方々に、法律上できるだけのサポートをさせていただきます。 弁護士として13年目になりますが、その間、離婚問題・男女問題について 数多くの事件を取り扱ってきました。 悩みを一人で抱え込まずに、お気軽に御相談ください。|弁護士紹介はこちら

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