離婚調停の服装は?-準備などを解説
・離婚調停の服装は?
・離婚調停にどのような準備をしたらよいですか?
このような質問が多くありましたので、離婚調停の服装について解説します。
弁護士にとっては当たり前のことですが、一般の方は調停が初めてで不安な方も多いと思います。
このほか、調停に際しての準備についても書きました。
離婚調停に出席する方は参考にしてください。
参考にしてください
2011年弁護士登録・岐阜県弁護士会所属
>>弁護士紹介
離婚調停の服装は?
服装については、決まりがありません。
常識的な服装であれば、普段着で大丈夫です。
男性の場合はスーツの方もいますし、普段着の方もいます。
岐阜の家庭裁判所の場合は、スーツよりも普段着の方が多いように見受けられます。
女性の方も同じで、スーツの方はあまり多くないかもしれません。
かっちりめの普段着の女性が多いです。
服装で調停の有利不利が決まることはないですし、調停委員の心証は変わらないです。
だらしない格好をしていれば不信感を持たれるかもしれませんが、それは調停以外の日常生活の場合と同じです。
離婚調停の前日の準備(持ち物など)
初回(第1回目)の離婚調停に出席する場合は、持ち物や服装など細かい点も気になると思います。
持ち物
調停に持っていくものは次の通りです。
・運転免許証などの本人確認書類
・どの事件の出席か分かる書類(期日通知書など)
・調停の申立書
・手帳など自分のスケジュールが分かるもの(次回の調停期日を決めるのに使います)
・この他、裁判所から指示があったもの←源泉徴収票を持ってくるようなどの指示がある場合があります。
基本的に上記を準備すれば大丈夫です。
初回の離婚調停の場合には、通帳などは必要ありません。
最初の期日では、離婚自体についての当事者の意向確認や、どのような点が今後の争点になるかといった大まかなところしか話し合いができないからです。
ただ、もし心配であれば、通帳その他の関係書類もカバンに入れておくと良いでしょう。
おそらく使いませんが、不安なく調停に臨む方が大切です。
心配性の性格でなければ、上記の持ち物を準備するだけで十分です。
後はリラックスしておく
調停は話し合いの場ですし、直接相手とは話しません。
また、第1回目の調停で話が決まることはほとんどなく、次回以降に継続となることがほとんどです。
このため、あまり緊張せず、期日に臨んだ方が良いです。
依頼者から、調停の前日に緊張して眠れなかったという話を聞きますが、運動や睡眠をしっかり取ってリラックスした状態で当日を迎えるのが良いです。
離婚調停当日の準備
調停期日の当日に準備しておくことは次の通りです。
緊急連絡先の確認
調停の時間に遅れないことは当然です。
ただ、急な体調不良や電車遅延など、どうしても間に合わない場合があります。
その場合には、できるだけ早く家庭裁判所に電話を入れます。
そのための連絡先は、裁判所からの期日通知書などに記載があります。
連絡先だけはすぐに出せるようにしておきましょう。
争点を確認しておく
調停の前に、争点だけ確認しておきましょう。
たとえば、親権や財産分与など、どこで意見の食い違いがあるかという点です。
初回の調停期日では、当事者の話を聞いて、まずどこが争点であるかという確認作業を行うのが通常です。
そのため、調停委員と認識の食い違いがないように、自分が問題とする点を確認しておくと良いです。
まとめ
以上、離婚調停の準備について解説しました。
前日に準備しておくこと、当日に準備しておくことを分けてみました。
上記の準備をしておくと、思わぬ失敗を避けることができて良いと思います。