養育費相場の計算方法は?
・子供の養育費は1人いくら?
・年収400万で養育費いくら?
・年収500万 養育費 いくら?
・養育費算定の計算方法は?
・養育費は年収の何割?
このようなご相談を受けることがあります。
本記事では、「養育費相場の計算方法」を解説します。
大切なのは、次の点です。
・裁判所の公式HPにアクセスして、算定表で計算する
・公式以外のシミュレーションは参考程度に
では、具体的に見ていきましょう。
参考にしてください
2011年弁護士登録・岐阜県弁護士会所属
>>弁護士紹介
養育費相場の計算方法について
養育費の相場は、裁判所のHPで公開されています。
表になっていますので、「算定表」「標準算定表」などと呼ばれています。
>>裁判所の公式HPはこちら
https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/youikuhi_santei_hyou/index.html
養育費の相場は、この表に父母の年収を当てはめて計算することができます。
裁判所の算定表について
裁判所の算定表は、家庭裁判所での離婚調停で主に使われます。
このため、弁護士もこの表を参考に、養育費の相場を計算します。
算定表での養育費相場の計算・確認方法
具体的な算定表の使い方です。
1.裁判所の公式HPにアクセスします。
https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/youikuhi_santei_hyou/index.html
2.子供の人数・年齢で表を選びます。「(表1)養育費・子1人表(子0~14歳)」など
3.養育費を払う側の年収が縦軸です。
4.養育費を受け取る側の年収が横軸です。
5.父母の年収に当てはめて、交わった金額が月額の養育費になります。金額は、子供全員の合計分です。
養育費相場を計算をした上での注意事項
以下は、算定表で養育費の相場を計算した場合の注意事項です。
算定表の金額はあくまで目安です。
ただし、離婚調停などで、算定表の金額はとても重視されます。
医療費や学費など、個別の家庭の状況で金額を調整することもあります。
また、あくまで参考とされる相場なので、父母の話し合いで相場にとらわれない金額を合意することもできます。
協議離婚の場面では、相場とは違った金額とすることも少なくありません。
公式以外の養育費シミュレーションは参考程度に
よく「養育費シミュレーション」といったツールがインターネット上に公開されています。
算定表の基礎になった計算方法をツール化したものです。
これらは私的なツールで公式のものではありません。確認するにしても参考程度にするのがよいでしょう。
裁判所の算定表は見方としては簡単です。
養育費の相場については、公式HPの正しい表から養育費の相場を計算することがとても大切です。
まとめ
以上、養育費相場の計算方法について解説しました。
大切なことは
・裁判所の公式HPにアクセスして、算定表で計算する
・公式以外のシミュレーションは参考程度に
という点です。参考にしてください。